多様な情報メディアが存在しているが、それぞれの利用者にはどのような特性があるのだろうか。2013年にもINFOPROにおいて紙媒体と通信媒体の利用の相関関係、各メディアの利用頻度や読書量と個人特性の関係性、図書館利用等について以下のような報告を行った。紙媒体同士、通信媒体同士の利用には正の相関、紙媒体×通信媒体の利用には負の相関がみられた。また、社交性・仲間意識が高いと、新聞利用、読書量が高く、社交性・仲間意識が低いとインターネット利用が高いという結果も示された。また、紙媒体と公共図書館利用に正の相関関係、通信媒体と公共図書館利用に負の相関関係も見られた。
今回は、その後７年経過した現在の状況と、各メディアに対する利用者の意識、多様化したメディアの利用と個人特性との関係について、統計データの分析の結果を発表する。今回は、コロナ禍以後のデータも改めて加え、インターネットの需要の変容も確認する。なお、ここでの「個人特性」とは、性格を示すもので、信頼性の担保できる心理尺度を利用する。

情報メディア毎の利用者特性の分析と考察

第17回情報プロフェッショナルシンポジウム INFOPRO2020Plus - [https://www.infosta.or.jp/symposium-top/](https://www.infosta.or.jp/symposium-top/)

「インフォプロリンピック（INFOPROLYMPIC）　 ～デジタルネイティブな時代に向けたインフォプロの可能性～ 」

【会期】 2020年7月2日（木）〜7月3日（金）